全く農業などやったことないところから始まった当園「観光農園やさとブルーベリーファーム」!

某化粧品会社を脱サラした父親と、パート努めだった母親が、日々の日課となっていた図書館通いで一冊の専門書との出会いから始まります。

母親曰く、手に取って、引き込まれるように読み進めた書籍こそブルーベリーの効能や栽培方法を細かく記述してある専門書だったそうです。没頭して読み進め、すっかり引き込まれた両親はあとがきに記載された日本ブルーベリー協会へ問い合わせ、初めて行われるセミナーに参加することとなりました。

セミナーではたくさんの専門的な情報と、今後のブルーベリーが健康食品的立ち位置を担えるものと感銘し、当時役員を務めておられた方々を紹介していただいた後、栽培できる土地を探し回ることとなりました。

千葉県、栃木県。。。色々と探し回ったのち、東京からの距離などを考えた結果、茨城県の立地条件の良さから、各所をドライブしながら見て回ったようです。ある日、筑波山を望める里山をドライブしていて、景色や気候の良さを気に入った両親は「八郷町」がとても気に入り、現在の土地・畑を購入し、ここから当園「観光農園やさとブルーベリーファーム」がスタートしました。

試行錯誤を繰り返しながら、ブルーベリーの栽培に没頭する日々。

いよいよ畑と土地を手に入れて、ブルーべりの苗木を400本植え付けていく日々。しかし、このころはまだ家が建っていなかったため、埼玉県に住んでいた両親は、通いで畑作業に没頭することとなります。

これがかなり厳しく、大変だった話は今でもよくしてくれます。両親とも没頭すると、周りが見えなくなってしまうことが多いせいか、みるみる痩せていき、周りから体調を心配する声が聞こえていたのに、当の本人たちは全く我関せずのようでした。

肥料の配合を考え施し、成長過程に合わせて苗木を手入れし、草が伸びてくれば草刈りを毎日行い、冬になれば剪定作業を寒い中行う。3年間、ほとんど一年間の作業を休むことなく働きづめの毎日でしたが、その甲斐あって2000年に無事開園を迎えたとき、写真に残された両親の写真の表情に感慨深いものを今でも感じます。

 

。。。続きます。